ごあいさつ

院長 医学博士 大野 崇

所属学会

  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
  • 日本肝臓学会認定 肝臓専門医

履歴

  • 平成14年 福井医科大学卒、福井大学第二内科入局
  • 平成15年 JR大阪鉄道病院 消化器科
  • 平成17年 福井社会保険病院 内科
  • 平成19年 福井大学附属病院 消化器科
  • 平成23年 福井赤十字病院 消化器科
  • 平成24年 福井大学附属病院 消化器科 病院助教
  • 平成25年~ 当院
大野 崇

メッセージ

医師として働き始めた時から、心掛けている事が2点あります。一つは患者さんに病気について充分に理解して頂き、病気に対して立ち向かう患者さんを手助けさせて頂く姿勢を続ける事です。生活習慣の修正や服薬などは多少なりとも苦痛や手間を伴うものであり、「何故必要なのか?」がわかっていないとなかなか長続きしないものです。病気について大事なポイントを良く理解して頂くことで、服薬の意味や重要性、生活における注意点がよく理解でき、その結果治療を続けていこうとする意欲が湧くものだと考えています。もう一つは内視鏡検査についてで、確実な診断は勿論ですが、極力苦痛の無い手技を目指す事です。内視鏡検査は自分でも受けた経験が有りますが、完全に苦痛の無い検査とは言えません。ある程度我慢して頂かないといけない部分もあるのは確かです。その中でも苦痛を感じやすいポイントをどうすれば少ない苦痛でカメラを通過させられるのか、10年近くの間常に考えながら内視鏡検査に従事して参りました。まだまだ充分ではないかもしれませんが、患者さんから「前回の検査よりも楽でした」と言って頂ける事もあり、それが無上の喜びです。 内視鏡検査は定期的に受けて頂くことが最も重要であり、そのためにも今後も苦痛の無い内視鏡検査については追究していきたいと考えております。 皆様の健康の維持の為、お役に立てればとの一心で精一杯頑張って参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。  

副院長 医学博士 大野 克

所属学会

  • 日本内科学会認定  認定内科医
  • 日本消化器病学会認定 消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
  • 日本肝臓学会認定 肝臓専門医

履歴

  • 昭和41年 福井大学工学部電気工学科卒業
  • 昭和49年 岐阜大学医学部卒業 同第一内科入局
  • 昭和55年 滋賀県市立長浜病院 内科
  • 昭和59年 福井県立病院 内科
  • 平成04年 大野内科消化器科医院を開設
大野 克

メッセージ

私たちの人生では楽しい、嬉しいことも沢山ありますが、悲しいこと(不幸)もまた沢山あります。色々な不幸がありますが病気になる不幸はかなりの部分を占めています。 なかでも、日本人の死因の第 1 位は癌であることはみなさん御存じのとおりです。日本では、年間約 120 万人の方が亡くなりますが、その 3 分の 1 が癌ですから毎年約 40 万人、つまり我が福井県の人口の半分が癌で亡くなっていることになります。 私は癌で亡くなる方の数を極力少なくすることによって、世の中の不幸を少しでも少なくすることのお役に立つことができると考えております。ところで、癌は体のどの臓器にもできますが、できやすい臓器があって 1 番目は肺、 2 番目は胃、 3 番目は大腸といった具合です。癌といえども早く小さいうちに見つければ死ななくて済むわけです(早期発見)。 しかしながら、肺癌の早期発見は今のところ難しく根治可能な大きさで発見するのは、通常の外来診療のレベルでは極めて困難というのが現状です。 それに引き替え”胃”と”大腸”は内視鏡(カメラ)が入るので経験のある熟練の医師が行えば”胡麻粒の癌”を見つける事が可能です。 ある臓器に癌細胞が 1 個出現することから癌が始まるわけですが、消化管の場合その数が倍になるのに 1 年かかると言われており 1 ミリ立方メートル(一辺が 1 ミリメートルの立方体)の中には既に100万個の癌細胞があることになります。倍の大きさになるのに1年かかるのですから、胡麻粒は1年後でも米粒、さらに1年後でご飯粒、もう1年後でも小豆粒といった具合ですが、まず症状が出ない為自分では全くわかりません。 そして多くの方は癌の大きさが“握り飯”程の大きさになってはじめて自覚症状がでますが、その時点で検査を受けて癌が判っても“いわゆる手遅れ”という状況である事が多いのです。 それでは手遅れになる前に見つけるにはどうしたらいいかという事になりますが、適当な間隔で胃も大腸もカメラで診ることによって無症状の内に癌を発見することが出来、大部分の手遅れは避けられるのです。 言い換えれば、そうする事によって胃癌や大腸癌では死ななくて良いことになるのです。ところが、内視鏡検査は苦痛を伴う検査であるため、皆さん重要性は理解しておられるけれど二の足を踏んでしまう事が多いのではないでしょうか。 当院では、“極力苦痛の無いしかも安全な”内視鏡検査を実施しております。 具体的には、胃カメラは 8 年前より経鼻内視鏡(鼻からのカメラ)を、大腸カメラは最も細くて軟らかいスコープを使用しております。 楽に検査が受けられる分、検査の精度について疑いを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、現に当院ではお勧めの間隔で内視鏡検査を受けて頂いている方たちの中から、半年に 1 例くらいの割合で内視鏡治療で完治させられる“超早期の癌”が見つかっています。 内視鏡治療ができるということは、治療のため開腹する必要が無いので体の負担が軽く、費用も少額で済みます。なお、集団検診の検査方法は胃のバリウムも大腸の検便もカメラで診るほど詳しくはないのでそれぞれ一定の割合で“見逃される癌”がでます。 また、見つかった場合でも内視鏡治療が不可能な程度に進行した状態で見つかることが多いのです。そういった観点からも、内視鏡検査を受けて早期発見する事がいかに重要か御理解頂けるかと思います。癌は年をとるほど出来やすいので、胃癌は 40 歳、大腸癌は 50 歳を癌年齢として目安をおいており、それ以上の年齢の方には内視鏡検査を勧めさせて頂いています。 次にピロリ菌ですが、幼少時に口から入って胃に住み着く細菌で日本人では 40 歳以上の人では 70 ~ 80 %の割合でこの菌を持っていると言われています。 最近では、この菌が胃の病気の殆どのものの原因とされ、さらに胃以外の病気の原因にもなっていることが判ってきました。 これまでは、胃や十二指腸に潰瘍がないと保険を使っての検査や治療はできませんでしたが、平成25年2月から胃カメラ検査で慢性胃炎(潰瘍でなくても)であることを確認すれば、保険を使って検査と治療ができることになりました。 ピロリ菌と胃癌との関連も最近テレビや新聞・雑誌などでしばしば取り上げられており、皆さんも積極的にピロリ菌を取り除く治療(除菌治療と言います)を受けられることを強くお勧めします。 その他、高血圧、糖尿病、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪の高い病気)などの生活習慣病といわれる慢性疾患、肝臓病(専門医)、心臓病、肺臓病、腎臓病などの内科一般の病気も診療させて頂いております。